高砂神社秋祭り2017年神幸祭。

神社に向けて出発した行列は御先司を先頭に一路御旅所を目指します。


碁盤の目のようになっている高砂の町の辻々で神輿振りが行われます。

「千歳楽じゃ」「万歳楽じゃ」という掛け声。
「千歳楽」で健康長寿を、「万歳楽」で平和と幸福をお祈りしているということ。

神輿を大きく揺らすほどに神様がお喜びになられるというのは、素盞鳴命(すさのおのみこと)をお祀りされているからでしょうか。

千歳楽じゃ!万歳楽じゃ!

大きく揺らされた後、神輿は天高く差し上げられます。1000年以上続く高砂神社秋祭り。こうして毎年、高砂の人々の安寧を願って神輿が巡行されてきたのでしょう。

御旅所近くでは、農人町と戎町が合わせておりました。神社前でも合わせていたし、けっこう合わせてるんですね。

一ツ物も、マジの辻々で唄に合わせてぐるりと回ります。この唄の内容など一度しっかり聞いておきたいと思います。

車楽(だんじり)も元気よく、よーいやさー!

押太鼓の鍵町は、箇所箇所で芸を披露してくれます。



表情が素敵で、かわいらしい芸子さんです。今年の鍵町では一人でしたが、しっかり務めてくださいました。

一行が御旅所に到着すると、「御旅所祭」た執り行われます。

勢いよくなだれ込んでくるのは、獅子司を務める農人町の獅子舞です。

神輿のまわりを回る一ツ物。

つづがなく神事が執り行われます。


その後はお待ちかねの神輿くぐりです。

神輿の下をくぐりながら、日ごろの感謝をのべ、神様へのお願いをします。

小さい子はなんなくくぐれますが、大人になるほど大変で、その様子が見ていて楽しいところでもあります。

御旅所祭の後は、しばしの休憩タイムになります。各町の屋台も休憩中。
僕もこの隙に、いつもお世話になっている料理屋さんで、お昼ごはんをいただく。店内には高砂秋祭りの版画や写真も飾られております。

その後、農人町の方からお声をかけていただき謎のビルへ。
みんなええ顔すぎます(笑)少しすると外から屋台を合わせる掛け声が!!

戎町と浜田町が合わせてました。お昼中もめっちゃ元気!!
屋台の掛け声聞きながらゆっくりさせてあただくのは最高でした。ありがとうございます。

午後からは、頭家が一ツ物を接待する「頭人式」が執り行われます。

地味ではありますが(笑)長い歴史の痕跡を色濃く残す重要な神事です。

随時解説も入り、神事の内容も分かるようになっておりますので、ぜひご覧ください。


御旅所から神社への還幸を前に、車楽の引き戻しが行われます。御先司が行うのですが、戎町が御先司、農人町が獅子司を務める年だけ二町での引き戻しが行われます。

盛大に神輿振りが行われ、神社に向けて神輿も出発いたします。

(その6)につづく。