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やしゃりさん②

日野川の洪水で林地区に流れ着いたやしゃりさんを子どもたちが背負い、地区の家々を訪ねあるく「やしゃりさん」。ゲジデジ通信さんで見て「いいな」と思っていましたが、期待を裏切らない行事でした。

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やしゃりさんに訪ねてきてもらった方々は、みなさん本当にうれしそうです。

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やしゃりさんを背負い、地区の一軒一軒をまわっていきます。

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お留守だったり、玄関先にお米が置かれているおうちもあります。

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お米をいただき

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やしゃりさんに手を合わせられます。
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やしゃりさんが始まったのは、約90年前だと言われております。娯楽のない地区の子どもたちのために大人が考えた行事だそうで、今ではしっかりと林地区に根付き、ここで暮らす人々の一部になっていると思います。

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子どもたちにとっては、ゲーム機など娯楽と呼ばれるものも多い時代ですが、それでも消えることなく受け継がれている「やしゃりさん」。


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やしゃりさんを背負うのは6年生の役割り。子どもが少なくなっている現在では、背負いてである6年生の数が足りない場合、5年生も参加します。

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子どもの数が多かった時代は、6年生の女子は寺でごはんを炊いて待ち、やしゃりさんを背負うのは男子の役目だったそうです。

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やしゃりさんは先頭から子どもたちに顔を向けて歩きます。約100年の間、時代は変わっても、やしゃりさんは年に一度、変わらず同じ光景を見続け、子どもの成長を見守ってきたのだとうと思います。

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そして6年生になったとき、はじめてやしゃりさんを背負おうのです。

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今はおんぶしてもらっているこの子も、6年生になった時、大きく成長した体にやしゃりさんを背負います。

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このおばあちゃんも、子どものころやしゃりさんの後ろをついて歩いていたかも知れません。おばあちゃんからはやしゃりさんを通して小さな頃の自分が思い出され、やしゃりさんも、おばあちゃんになった娘を「来年まで元気でおりや」と見守ってくれているようで、切ないような温かいような気持ちになります。

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時間は流れ続け、また新しい命がやしゃりさんに見守られながら、この林地区で大きく育っていきます。

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そして、長い一生のうちで一度か二度だけ、やしゃりさんを背負う役となります。

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お母さんになっても。やしゃりさん、いつもありがとう。

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約100年という長い時の流れの中で、大切にされてきたやしゃりさん。すばらしい行事でした。

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住職さんが、「やしゃりさんと育った思い出は一生大切なもになる」と子どもたちに語っておられました。その通りだと思います。やしゃりさん、そして友だちとこの地区で育ったことは、とても大切な宝物になると思います。

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子どもたちもいつまでも元気で育ってほしいと思います。
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…そして、お盆を割ってしまった子が家に帰って怒られるのが少しで済みますように(笑)

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やしゃりさんが一年で一度の役割を終えて、常信寺に戻ってきました。

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おかえり、やしゃりさん。

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最後にみんなで記念撮影をして、やしゃりさんは終わりとなり、それぞれお家に帰っていきました。



つづく


by senbei551 | 2016-01-05 16:30 | ◆滋賀の祭り | Comments(0)

時々写真を撮りにいきます。主に祭りと子ども。子どもの笑顔を撮るのが一番好きです。


by senbei551