高野山開創1200年記念大法会で「はねず踊り」と「今様」を奉納しますよ~!と教えていただけたもので、南海高野線とケーブルカーを乗り継いで、真言宗の聖地高野山へ行ってきました。
当日は朝から雨で、電車で高野山に近づくにつれ霧が立ち込め、最終的には真っ白に囲まれた中を走っているような状態に。特別な場所に向かうという気持が否応なしに高まりました。
高野さんは標高約1000mにあるのですが、種類によるのでしょうが、まだ桜が咲いており美しい光景が広がっていました。

高野山には100以上の寺が集まっているらしく、美しい庭園を持ったものも多くありました。

ちょっとありきたりだけど窓に写る桜もパチリと。

高野山に着くとまず「奥の院」というところに行きました。詳しくは知識がありませんが、多くのお墓(供養塔)があります。樹齢600年以上という杉に囲まれ、苔むしたなかなかに雰囲気がある区域です。



お墓のようなものなので撮るのもどうなのかな…と思いもしたのですが、少しだけ撮らせていただきました。
こちら大河ドラマにもなった徳川二代将軍秀忠の正室「江」の供養塔。高野山で一番大きな墓石だそうです。他にも織田信長、豊臣家、浅野内匠頭と四十七士、加賀前田家、明智光秀、石田三成、伊達正宗など多くの名将の御墓があります。

朝の雨のために苔や石が水を蓄え、ちょうどよい雰囲気で奥の院を満喫させていただきました。
随心院による「開創記念慶讃法会」は14時から、壇上伽羅金堂で行われました。
お坊さん方から、はねず踊りの行列が高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」から行列が出発すること聞きそちらに移動。

ここから出てくるよ~!と教えてもらったところと全然違うところから出てきましたけれども(笑)はねず踊り、今様、保存会、保護者のみなさんがやってきました。

お坊さん方が出てこられるまで、ちょっとした写真撮影タイムのような状態に。

偶然そこに居合わせた人たちは国籍問わず、美しさに喜んで写真を撮らせていただいておりました。

まだ「はねず踊り」は二度しか観たことがないのですが、それでもこうやって高野山でその姿を見られるというのは不思議な気持ちになります。

みなさん前乗りで来られたそうで、前日は奥の院も歩かれたのだとか。







お坊さんがたが出てこられ、お坊さん、今様、はねず踊りの順番で壇上伽羅金堂に向けて出発されました。沿道の人たちがみな手を合わせられる姿が印象的でした。


思いがけず「はねず踊り」「今様」の行列に出会ったみなさんは一様に笑顔になられます。高野山にあっても、はねず色はとても美しく映えておりました。




奥に見えるのは、高野山が紹介される時に必ず出てくるであろう根本大塔です。

東塔の前を通る一行。

蓮池を渡る。親切なお坊さんが行列に進行ルートを教えてくれていたので、時間の許す限りロケーションを見てまわって、だたい撮るところを決めておりました。もうちょっと粘って、はねず踊りが橋を渡るところも撮ればよかったかな。

こちらも撮ろうと決めていた橋を正面上から。いいと思ったけど、はねず踊りの子どもたちみんな傘を被っていることを忘れていました。傘ばっかりで顔見えなかった~ちょっと失敗(笑)

他にも撮る場所を決めていたのですが、法会を前に人がいっぱいに膨れ上がっており、なかなか自由には行きませんでした。こちらは一行が金堂に入るところ。

この後、金堂で「はねず踊り」と「今様」の奉納がそれぞれ二回行われたのですが、残念ながら金堂の中は写真撮影禁止で撮ることができませんでした。一回目は金堂に入ることもできず外から観させていただくことに。

ちょっとだけ撮らせていただきました。これが限界。

二回目は、金堂の中に入れていただくことができました。撮影は禁止です。
1200年で初めて御開帳されたという御本尊を前にして踊る「はねず踊り」…外からやわらかく差し込む自然光の中、なんとも言えず美しい光景でした。高野山金堂での奉納は初めてのことだったのではないでしょうか。ほんと貴重な瞬間。めっちゃ写真撮りたかった。代わりにしっかり目に焼き付けておきました。やっぱり美しい。

今様もこんな感じでしか外からは観れませんでした。そこで撮ってる人!代わってくれませんかね(笑)

1時間半程度だったでしょうか、法会が終わりお坊さんがたが出てこられました。なにかあるのかな?と思ったら。

記念撮影でした。



保存会、保護者の方々も記念撮影。

みなさん金剛峯寺に戻って行かれます。







ここで御一行ともお別れしました。みなさんはこの後バスで小野に帰って行かれました。
今回教えていただけたことで貴重なものを見ることができました。感謝。
次「はねず踊り」を見られるのはだいぶと先のことになってしまいますね。

イラストに描きおこしてみました。

はねず踊りを卒業される子供たちに手渡されたDVDにポストカードとして付けていただきました。大切な思い出の品に加えていただきありがとうございます。