上郡ナイトは終了しましたが、沢ナイトはこれからフィナーレだってんで、お邪魔させていただきました。
本町通りも閑散として終わりを迎えようとしております。
さぎっちょが眠りにつこうとしている中、沢櫓の障子には激しく動く影が。まだまだここは眠りについてはいないようです。
まだまだこれから!!という勢いで櫓の上で饗宴が繰り広げられておりました。
櫓に上がらせていただくと、それはもうものすごい盛り上がりっぷりで
薬でもやってんのか!?というくらいの狂乱ぶりで、男の子は櫓の外に向かって「みんな、のってるかーー!!盛り上がっていくぞー!」叫んでおりました。
…が、面白かったのが、その櫓の外には夜の暗闇が広がるだけで、この時間になるとほとんど人がいないってこと(笑)
実はあれです。この時間には河原でどんと焼きが行われているわけです。みんなそちらの方に行かれているのでしょう。
誰もいない暗闇に向かって、みんなテンションMAXで浮かれ続けているの!
それでも、本当に楽しそうだし最高に盛り上がっているし、さぎっちょの魅力のひとつがここにあるのだと思います。
勝山左義長まつりが神事に則している以上、本来はどんと焼きに行くべきなのでしょうし、普段は神事ごとを大切にしているのですが、こちらに残ってしまいました。どんと焼きをちゃんと見ることがあるのだろうか…という気持ちすら感じています(^^;)
さらに、写真見てもらって気づく人は気づくかも知れませんが、抑え太鼓をしている人が普段と逆に櫓の外に向かって座ってるでしょ?
大人の18禁さぎっちょを見せてやるぜー!と櫓の内側に向かって浮き始めました。
もうわけがわかりません(笑)
たぶん本人たちもわけがわかっていませんし、そんなの必要ないわけです(^^)とにかく楽しい!
↑動画でどうぞぐっつぁんも放心状態。
さぎっちょの最期を飾るにふさわしい打ち上げ花火。
堪能させていただきました。
「ありがとうございました!」ほとんど人がいない暗闇にむかってお辞儀をする。
目の前に直接相手がいなくても、さぎっちょへの喜び・感謝、さぎっちょを見てくれた人たちへの感謝・誇らしさ、さぎっちょを支えてくれる人たちへの感謝。さまざまな気持ちがこもっていることがわかる「ありがとう」の五文字でした。最後まで楽しく、最後まで心がこもり、最後まで気持ちのよい祭りです。
「ありがとうございました」僕もさぎっちょに関わっている人たちにそう伝えたいし、伝えました。
少し残念なことがひとつ。上長淵の櫓でもおひさまのような笑顔を振りまいてくれていたヒマワリさん。諸事情から勝山を離れられるとのことで、笑顔と涙の交じったひとつのお別れがありました。
「必ず櫓の上に帰ってくる」涙を流しながらも手にしたバチとカントリーマアムに込められた力強さを信じ、来年も櫓の上でひまわりさんの笑顔が見れることを楽しみにしつつ、僕も2014年のさぎっちょの幕を下ろしたいと思います。
本当に楽しく、暖かく、いい祭りです。
ありがとうございました。
(最終回)につづく。