河口浅間(あさま)神社に1000年以上続く稚児の舞「太々御神楽祭」。
二番「扇の舞」の間に神事、お昼休憩が入りました。
詳しくは分かりませんが、最初の神事は拝殿外で執り行われました。
火が焚かれます。富士山信仰と関係があるのでしょうか?昔は、火の前で稚児の舞を舞っていたと聞きました。
その名残で、河口浅間神社では拝殿と本殿の間に土間があるという特異な形を残しているということです。火の前での稚児の舞というのもまたすばらしいものがあっただろうと容易に想像がつきます。
神事の間、お稚児さんたちはおそらく社務所でお昼ごはんです。しっかりと瓔珞(ようらく)の入れ箱を持って。道具を大切にするように教えられているのだと思います。
神事もしっかりと見届けさせていただきました。神事の雰囲気が好きです。祭りに行けばその場で空気を共有させていただくことができる。ありがたいことです。
午後からの舞が始まるまでの少しの間、先代の先生のお話しをお伺いさせていただくこともできました。
富士山で稚児の舞をされたこともあったり、と色々とお話しをお伺いしました。
僕がちょっと緊張していて「稚児の舞」のことを「踊り」と話していたら、「踊り」ではなく「舞」です。とビシッとたしなめられました。「稚児の舞」への思いの強さ。失礼しました! お話しできてよかった。また来年も来てくださいね。と言っていただけたので、お伺いしたいと願っております。
お稚児さんたちも帰ってきました。楽しそう!いい雰囲気です。
休憩はこの後、4番「八方の舞」の途中でも入ったのですが、その時はアイスクリームタイムでした。
この服装でみんな食べるのがかわいらしい。
お稚児さんたちがカメラをむけられる中、華やかにアイスクリームを食べる拝殿の反対側で…
ひっそりとアイスクリームを食べる楽士の皆さんが、なんかいいです。心惹かれます(笑)
途中雨が降ったりもしましたが、祭は無事行われました。
稚児の舞ももちろんいいけれども、準備や休憩時間もとても雰囲気がよかった。
地元の方々に愛される祭りなんだと感じました。いい祭りです。
(その4)につづく。