加太春日神社さんの「えび祭り」を観に行ってきました。
前回開催は2014年(→「
えび祭り2014」)。二年ぶりの開催となります。
8時半より拝殿にて祭典が執り行われました。
神輿に御霊が移されたあと、舞姫による「豊栄の舞」の奉納が行われます。
「豊栄の舞」はこの後御旅所でも奉納されます。
神輿だしが行われました。近年は人手不足のため加太以外からも募集をかけ、今年は100名を超える奉仕者が集まり、
年を追うごとに参加したい方が増えておられるようです。
宮前で巡行参列を前に披露。こちらは「仲丁」の獅子舞。
「戎・北丁」の獅子舞。今年から新しく参列に加わりました。三頭の獅子による舞いです。
今のご時世、参列が減っていく祭りは数あれど、こうして増えていくということは並々ならぬ努力があるはずです。
「向丁」による獅子。1597(慶長2)年に獅子頭2頭が奉納された記録が残っており、それが向丁の獅子に引き継がれたと書かれておりました。
勇壮に激しく舞う、厚みのある獅子舞が特徴かと思います。
「新町小唄」のみなさん。どういう経緯で「新町小唄」他いろいろな参列が始まったのか等、
知らないことが多いのでまた色々お伺いしてみたいと思います。
「加太恋踊り」のみなさん。最後に紹介しますが南海電鉄・加太さかな線の「めでたい電車」の運行セレモニーでも踊りを披露されたようです。
「ええぞ~~。がんばれ~~」特等席からビール片手に応援(笑)
加太恋のみなさんといっしょに踊るお調子者の神輿方もおられました。
こういう存在、祭りを盛り上げてくれるので好きです(笑)
子供神輿です。まだ途中ですが、参列者本当に多いです。総勢500名と聞きました。
子供鬼舞がつづきますが、写真撮れず。
「ギャル神輿」に
「女性神輿」。ギャルと女性、どう違うんだろう。見た目は変わりありませんでしたが(笑)
女神輿、二年前はチョンマゲやパーティーメガネがいて「べっぴん!べっぴん!」と叫んでおりました。
今年も密かに楽しみにしていたのですが、お見かけできず残念。
そして「鬼舞」。これがめちゃくちゃよかった!!!なんと12年ぶりの復活とのこと。
「オ゛ー!オ゛-!」と鬼のお面ごしに低い唸り声をあげながら舞い踊ります。
激しく棒を打ち合う。かなりガチ打ちです(笑)周囲も大盛り上がり!!
昔は泥をかけて回ったそうですが、ケンカが絶えず踊りになったのだとか。
この個性的な「鬼舞」が加わったことで、えび祭りの厚みがさらに広がったように思います。
そして驚いたのが、踊っていたのがなんと女性!!しかもかわいい(笑)
かわいい女性の下に恐ろしい鬼が潜んでいるのは堪忍ですが、恐ろしい鬼の下からかわいい女性は歓迎です。
新聞によりますと、若奥様が「鬼舞」を復活させたい!と同級生声をかけ、練習を重ねて今回の「鬼舞」の復活となったそうです。
頭が下がります。
こちら鬼のお子さんたちかな。桃太郎、猿・きじ・犬がいました(笑)めっちゃかわいい!!
ちゃんと撮っておけばよかったな。
鬼舞などが披露されている頃、消防署前では獅子舞の披露が行われていたようですが、両方は見れず残念。
あ、男の人もいます(笑)ブログ内での扱いが雑なんてことは、決してないですよ!!
そして「薙刀」のみなさん。前回から今回のえび祭りの間に、滋賀県の「
長刀まつり」を観てきました。
二年前のブログでも書きましたが、滋賀と和歌山、飛び地のように同じような長刀ぶりが行われていることが興味深いです。
どのようにして和歌山の薙刀が始まったのか気になるところです。
行列の出発をつげる「宝太鼓」をきっかけに、いよいよ行列の巡幸が始まります。
地味に「賽銭箱」や「榊」が出発されます。大切な役割ですが、鬼舞、長刀などが続いたあとに地味さがちょっとシュールです(笑)
神輿の出発を前に軍団長がマイクパフォーマンスで盛り上げます。盛り上げるのめっちゃ上手!!
そういう仕事ですか?と聞いたら「似たようなものですわ」言うてましたけど、なにやってはんねやろ。
プロレスラーとかやってたら、盛り上げほんまにうまそう(笑
二年前よりもさらに元気な若者たち。今年の神輿はほんま盛り上がってたなぁ!!すごくよい印象です。
神輿が元気よく出発!!
今は100人程度の元気な若者が担ってくれておりますが、昔は屈強な漁師が担いでいたので、人数も半分くらいでパワフルな神輿だったようです。
おそらく酒に顔を真っ赤にしながらの荒々しい神輿だったんじゃなかろうかと想像しております。
加太のきれいな海を背景に進む参列の姿が、海の町・加太ならではの解放感を漂わせており魅力的です。
背後に見えるのは最近観光でも脚光を浴びている友ヶ島でしょうか。
「女神輿」のみなさんも元気に御渡りです。
「戎・北丁」の獅子舞。獅子舞は道中、お花をくださった箇所箇所で打ち込みを行います。
獅子舞って、ちょっとかわいいです。
「加太恋踊り」も絶好調です。
「鬼舞」も所々で披露されます。12年ぶりの姿!地元の方もうれしいでしょうね!!
薙刀も沿道の声援に、見事な薙刀ぶりで応えます。
二年前のブログにも登場しました、こちらの「チョンマゲさん」の薙刀がとてもお上手でした。
我慢できず海に遊びにいっちゃった獅子舞のちびっ子。来月には、もうこちらの「加太海水浴場」で「海開き」が行われます。
また改めて遊びにいきたいものです。
神輿もまだまだ元気有り余ってます。神輿は約1トンの重量があるそうです。かなり重い!
元気ありあまってたら、そのまま海に入ってで担いでくれへんかな(笑)割とまじでやってほしいです。
海で担がれる神輿って、瀬戸内海や淡路島にはあるのですが、観に行ける場所でなかなか行われておりません。
行列は続きます。500人の行列はさすがに長くて、こちらを観ればあちらが観れず、あちらを観ればこちらば観れず。
どこを観るか悩ましいところです。
獅子舞も暑さにぐったり…しているわけではありませんが、でも今年も暑い一日でした。
あれ?どうしたの(笑)?なぐさめられるの図。
沿道に応えて、披露しながら進む薙刀。暑さの中、本当に大変だと思います。
でも、みんな本当によくがんばっていましたし、沿道の方も惜しみない拍手でそれに応えておりました。
順次御旅所に到着していきます。長い列なので先頭と最後では40分以上も時間差があります。
神輿も御旅所に到着。「カメラマンのみなさん、今が撮影チャンスやでー」と軍団長のマイクパフォーマンスも絶好調です。
千歳楽!!万歳楽!!
特等席。動く桟敷席で観覧中(笑)
(その2)につづく。