小松お旅まつり2016①

当ブログおなじみのゲジデジ通信さんに連れて行っていただき
石川県小松市まで「小松お旅まつり」を観に行ってきました。

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曳山子ども歌舞伎は、「長浜曳山まつり」につづいて二箇所目となる観覧です。
連れて行っていただかないと、なかなか一人では行ける距離でないので観させていただくことができて、よかったです。

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くわえて今年は小松の「曳山こども歌舞伎」が始まって250年目の節目にあたる年とのこと。
よい時にお伺いできてよかったです。ゲジデジさん、ありがとうございます。

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こちら「京町」の曳山。小松の曳山は長浜と比べると少し小ぶりで、花道がついておりました。

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こちらは「材木町」。
小松には「京町」「材木町」「中町」の橋北地域と、「大文字町」「寺町」「西町」「八日市町」「龍助町」の橋南地域の6基の曳山があり、
そのうち二基が出番山として「子ども歌舞伎」を上演いたします。
最盛期には18基ほどの曳山があったそうです。えらい賑わいですね。

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こういうの「目録」というのでしょうか、貼りだされてあるのがとても良いと思いました。

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そしてお旅まつりを観に行って、町のあちこちで見かけるのがこのような「子ども獅子」の光景。

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「お旅まつり」と言えば「子ども歌舞伎」と言われますが、僕にとっては、この「子ども獅子舞」から感じる魅力が、本当に大きかったです。

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「まつり」という点から見れば、子ども歌舞伎よりも獅子舞が町内を回っていてこそだと思いましたし、
小松には歴史を感じさせる街並みも多く残っており、そこに獅子舞がとてもよく似合いました。
お旅まつりの根底にある基盤はこちらではないかとさえ感じます。この獅子舞だけでも十二分に観る価値がありでした。

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「まつり」独特の開放的な空気にも包まれており、そこも大きな魅力でした。

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「小松お旅まつり」は橋北と橋南、二地域の祭りであり、三基の曳山を持つ橋北には菟橋神社(うはしじんじゃ)。

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五基の曳山を持つ橋南には、本折日吉神社(もとおりひよしじんじゃ)があります。

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初演は、橋北の「材木町」は町内にて。橋南の「西町」は「五基揃え会場」と言って、
橋北の五基の曳山すべてがそろった会場にて行われました。僕が観に行ったのは材木町。
各町三回公演で、残り二回を今年は両町とも「八基揃え会場」にて行いました。

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材木町ではまず三番叟が行われます。演じ手は女の子。
長浜曳山まつりは男子のみによる歌舞伎ですが、小松は女の子が中心なのが特徴。
昔は男の子が行っていたのですが「男は勉強せぃ!」と言われるようになり、女の子が務めることになったそうです。

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歴史感じる街並みの中、ござを敷いての観覧は、長浜とは違い「観る」目的の方が大半で、写真を撮りに来ておられる方は少数です。

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材木町の外題は「仮名手本忠臣蔵 七段目 一力茶屋」。
無知な自分でも名前を聞いたことがあるくらい、歌舞伎では王道中の王道のようです。

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多くの人が知っている「忠臣蔵」。主君浅野内匠頭を切腹に追いやられた大星由良之助(大石内蔵助)は、京都の「一力茶屋」で遊びほうける毎日。
吉良上野介に寝返り、由良之助(右)の様子をスパイしに来た斧九太夫(左)。

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刀も「赤子丸」と名付けられるほどに使えないなまくらもの。

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しかし、それは主君の敵・吉良上野介を欺き「己に敵討ちの意思なし」と信じ込ませるための演技。
嫡子力弥から、上野介仇討ちに関する密書が届く。

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その密書を届けた大星力弥が、なんと先ほど三番叟を踊った女の子!ひとり二役!と思いきや
「一力茶屋」の仲居の役もこなし一人三役を演じております。

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この道化的なメイクは鷺坂伴内。吉良上野介の側用人の家老なのですが、演じているのはもちろん女の子。
お祖母さん(だったかな)とお母さんも曳山子ども歌舞伎で役者をされていたそうで、この子もぜひ!との念願かなっての出演。
それが、このメイク!!もちろん大切な役柄ですが、女の子。どういう心境だったのかなと思っていたら
「面白い役だから、演じるのが難しいところもあったけどがんばりました」というようなセリフ。自分が親だったら、感動して泣いちゃうわ。
演技、心意気ともにお見事であります!

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そして遊女「おかる」。恋人もおりますが、その恋人が立身するための軍資金づくりに100両で父親に遊郭に売られたあげく、
父も恋人も死んでしまうという悲劇的なキャラ。

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おかるは、大星由良之助に届いた密書を恋文と思い、鏡ごしにのぞき見てしまいます。
しかも二階から一階にいる由良之助の手紙を(笑)破格の目の良さです。現代なら一芸で食べていけることでしょう。

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おかるが密書を読んだことに気付いた由良之助は、口止めするためにおかるを身請けすることを持ち掛けます。
なにも知らずによろこぶおかる。恋人いるけど。

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足軽の身分であるが、由良之助の仇討ちに参加させてほしいと直訴に現れたのはおかるの兄、寺岡平右衛門。
耳打ちを受けるかっこいいポーズ選手権5年連続優勝者のごとき、見事なポーズでおかるが見た密書の内容に耳を傾けます。

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由良之助がおかるを身請けしようとする理由が、密書を読んだことを口止めするためだと悟った妹思いの兄は
妹を殺して口を封じることで、その手柄で由良之助の仇討ちの仲間に加えてもらおうとします。一度は失敗しますが奥の手です。

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「お願い。頼むから死んでくれへん?」まぁ、納得できるはずはありませんが「わかりました」と物わかりの良すぎる妹。
舞台では語られておりませんが、ここで父と恋人が死んだことを知らせて絶望するのだとか。兄よ!鬼畜すぎるだろ(笑)

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いままさに切りかからん!という瞬間「ちょっと待て~~ぃ」と実にタイミングよく現れる由良之助。
大切な妹の命を奪ってまで、仇討ちに加わろうとした寺岡平右衛門の心意気に感服し、同行を許します。

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「妹よ!おまえのおかげで仲間に入れたでー!」と念願かなってのポーズ。
寺岡平右衛門は唯一足軽の参加者であり、四十七士唯一の生き残りとなります。
見事仇を討った四十七士ですが、引き上げる一行の中に寺岡平右衛門の姿はなく、討ち入り前に逃亡した説や、由良之助から密命をおび一人逃がされた説など色々とあるそうです。

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スパイとして床下に潜み、由良之助の仇討ちの密談を知った斧九太夫が引きずりだされて捕まります。
この舞台の面白いところは、由良之助がいる一力茶屋の一階、おかるが手紙を覗き見た二階、九太夫が潜んでいた床下の三層を
一台の曳山の中で表現しているところです。

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河原で討たれるべく寺岡平右衛門に連れ出されるところで舞台はおしまいとなります。

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拍手喝さいの中、木材町の「仮名手本忠臣蔵 七段目 一力茶屋」初演の幕がおりました。
すばらしい舞台でした。それを町中でこうしてゴザを敷いて観れるというのが
観光ではない、地元の受け継がれてきた伝統を観させていただいているという感じが強く、とてもよかったです。

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おかるちゃんもお疲れさまでした!

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役者のみなさんで記念写真。
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「西町」「材木町」と残り各二回の公演が、今年は「曳山八基揃え」の会場で行われるため、道中獅子舞を観ながら向かいます。

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菟橋神社と本折日吉神社でいただいた御朱印。祭り当日ゆえ、いただくのに時間がかかりましたが、双方ともに「お旅祭」の文字。
本折日吉神社の御朱印には「曳山250年 上演町西町」という文字も入れてくだっており、かなりうれしいです。


(その2)につづく。






Commented by dendoroubik at 2016-05-17 23:22
お疲れさまでした
・・・というかホントに疲れましたね(^◇^;)
たびたび紹介ありがとうございます

小松は見るたびにイベント色が強くなってます
盛りあげようと頑張ってはるのはわかるのですが
逆に祭り情緒がなくなっていくような・・・
でも子供歌舞伎を楽しもうという町の人々の意気込みや
獅子舞の活躍がこの祭りの魅力を失わせていないように思えます
Commented by senbei551 at 2016-05-18 10:37
dendoroubikさん
小松お世話になりました!なんでしょう椅子に座ってただけのはずなのにすごい疲れましたね(^^;)
帰りの運転、お疲れのところありがとうございました。
うち、また背中をいわしてしました。

今回は格別250年ということでイベントばりばりだったのかも知れないですよ!きっとそう…ということに。
八基揃えでは一回あれば十分でしたね。
人を呼ぶのにイベント化するのもありかも知れませんが、
いい街並みと、熱意のある人たちがいるので、もっと地を大切にされた祭りになると本当に魅力的だろうなぁと
祭り好きからは思っちゃいますね。

ゴザを敷いてみる子ども歌舞伎と、獅子舞はほんまよかったです。
連れて行っていただき、ありがとうございました!!
またなんかおもしろいのあったらよろしくで~~す(^w^)フヒヒ
by senbei551 | 2016-05-14 14:30 | ◆石川のお祭り | Comments(2)

時々写真を撮りにいきます。主に祭りと子ども。自分も供奴として住吉大社で祭りにご奉仕させていただいております。


by senbei551