長浜曳山まつり2016①

行って来ました滋賀県長浜市へ。
目的はもちろん「長浜曳山まつり」。二回目の訪問です。
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長浜に入ったのは15日、本日の朝。八幡さんに並ぶ四台の曳山。
今年の出番山は壱番山から四番山まで順番に「翁山」「孔雀山」「常盤山」「萬歳楼」。
これを観るだけでテンションあがります。

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そして「長浜曳山まつり」といえばこれ!「子ども歌舞伎」
壱番山として、最初に奉納をする翁山の役者さんたちが曳山に乗り込んでいきました。

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長浜曳山まつりで、子ども歌舞伎の次に好きなのが「しゃぎり」、お囃子です。
子ども歌舞伎は、男役はもちろん女役も男の子が演じ、女の子たちはしゃぎりとして参加することができます。
しゃぎりは、あまり表には出ませんが、この音色がなんとも言えず情感を引き出してくれてすばらしいです。

実際にその場で聞かないと伝わらないと思いますが、こちらで音色を聞くことができます。

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長刀組の「太刀渡り」がやってきました。長刀組は、子ども歌舞伎を奉納する12の地区とは別で、小耳にはさんだところによると、子ども歌舞伎が400年ほどの歴史なのに対し、長刀組は800年だか900年だか八幡さんを守ってこられたそうです。年数に記憶の自信ございませんが。

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太刀渡りの若衆といえば、力士姿の「尻まくり」が特徴。きれいに並ぶふんどし姿が美しいのですが、なかなかお尻がうまく撮れません!
男性のお尻をうまくとりたいと願うのは、この長浜曳山まつりだけかも知れません(笑)

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長刀組の少年たちは、背中に刀二本、腰に2mもある大刀をさして「太刀渡り」を行います。
この大刀と後ろに掲げられたのぼりは、後程長刀山に設置されます。

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ちびっこ。かわいいし、服の色使いもいいです。


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出番を待つ一番山の役者さんたち、ちょっと眠たそう。お化粧に着替えと朝早いですから。
前回の長浜曳山まつりでは、前日の夕渡りからの参加のため「太刀渡り」の前に役者さんたちがお詣りをする「朝渡り」を観ることができたのですが、今年はこの日からの参加のため、朝渡りは間に合わず観ることができませんでした。

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「翁招き」という長刀組から、壱番山への儀式が執り行われ、いよいよ子ども歌舞伎が執り行われます。
「翁招き」の最中は静まり返っているのですが、終わった瞬間に流れだす「しゃぎり」がたまりません。気分が高まります。

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歌舞伎の前に行われる「三番叟」。壱番山でのみ執り行われます。
役者と違って公募の中から選ばれるとか。昨年、今年と二年連続で選ばれた強運の持ち主と聞いたような気がします。記憶が曖昧。

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そしていよいよ始まりました!子ども歌舞伎!

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壱番山の外題は「お園 六三郎 浪華の春雨」

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ざっくり話すと、かつて自分を捨てた親・赤格子九郎右衛門が帰ってきたはいいがお尋ね者で、嘆き悲しむ六三郎の手をとって遊女お園が共に心中し、九郎右衛門もあとを追う。というお話し…やばい!自分が書くと身も蓋もない!

詳しくは、すばらしい写真と合わせて、まいどおなじみゲジデジ通信さんへGO!
丸投げすいません(笑)!

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こちら親に捨てられた六三郎を育ててくれた大工の親方!貫禄がすごい!!出てきた瞬間、歓声があがっておりました。
これで9歳!普段はランドル背負ってるんだよ!

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思いやりと責任感のある男、庄蔵!上司にしたい子ども役者No1です(笑

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赤格子九郎右衛門。
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どうぞ捕まえてくんなせ~~~!
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かっこいいです。
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六三郎。
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なんかすっぱい男です(笑)もちろん役柄がですよ。
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福島屋遊女 お園。頼りない六三郎の手をとってリードしてくれる姉さん女房的な感じ。
手を取って心中してしまいますが(笑

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美人画のようです。子ども歌舞伎ではみんな思うでしょう「これで男の子!?」と。

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壱番山、見事に演じ切ってくれました。

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上演を終えた曳山は、道中何度かの上演を行いながら御旅所に向かっていきます。

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つづいて弐番山「孔雀山」。定番の幕間よりの舞台を控えた役者さんの姿。

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「孔雀山」の外題は「梶原平三誉石切」。
ざっくり話すと、平家と源氏のうち、源氏の夫をもつ娘のために刀を売って金を得たいおじいさんが、刀の試し切りに自らの身をささげるが、試し切りをした武士が実は源氏に味方する武士で、みんな助かり、お金ももらえて万々歳。という内容です(笑)

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平家の武士、俣野五郎景久。ちょうど柱の陰になってしまい、その名演があまり観れず残念。

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娘のために刀を売りたいおじいさん、六郎太夫。

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おじいさんの演技って難しいんとちゃうかな~と思うのですが、落ち着きと娘への愛の感じられるすばらしい演技で目を惹きました。

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源氏の夫を持つ女、娘・梢。目元のきりりとした美人です。友達の一人に似ている(笑)

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「え?お父さん、死んでへんやん!」と驚くシーン。実際そんな言い方ちゃいますけど。切られてなくてよかった。寸切りする景時さんすごい。

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そして寸切りの達人にして、じつは源氏に味方するという武士、梶原平三。

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ええ顔してますわ!!どこを切っても絵になる男です。

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彼をもっと観たかったけれども、今回の曳山まつりでは、巡りあわせが悪く孔雀山の歌舞伎をちゃんと観れたのはこれ一回でした。残念。

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絵になる男です。

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六郎太夫の役者さんもとても気に入りました。

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本日の初舞台が無事終了して、素に戻る子どもたち。

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続いて出てきましたのは三番山「常盤山」です。

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本殿に向かって狂言奉納ができるように、「あと10cm」と指示が飛ぶような細やかな曳山の位置調整が行われます。

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「常盤山」の外題は「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿の場」
ざっくりまとめると、自分のおもい人が、政敵を討つため自分を捨て政敵の妹と結婚することに嫉妬した茶屋の娘が、政敵の館でいびられつくした後、おもい人の家来に刺されるも、嫉妬に狂った娘の血があれば、おもい人は政敵を倒すことができる!と言われて、あの人の役に立つならと死んでいく話。
けっこく複雑難解であります。

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スト―リーはよく分かりませんでしたが、茶屋の娘お三輪の表情がすごくよかったです。おもい人を慕う女性らしさ、嫉妬に狂うさまがよかったです。
こちらの写真で「長浜曳山まつりフォトコンテスト」銀賞いただきました。

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かわいい!男の子だけど!

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おもい人である其原求女(←男の名前)を追って、蘇我入鹿の御殿につき、面会を求めるも宮女にいびられまくります。

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淡海(其原求女の本名)が、橘姫と祝言をあげると聞き、嫉妬に狂っていきます。

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そして刺されます。踏んだり蹴ったりです。

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「だけど淡海のためになるのだぞー!あっぱれー!」と言われ

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「あの人の役に立つのなら」と健気に死んでいきます。

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ストーリーは難解で、観ていてもちょっと頭に入ってきにくかったのですが、分からないなりにでも、役者さんたちの演技がすばらしく

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見ごたえがありました。

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ダブル犬上家。

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なんといってもこの子のかわいらしさ!最年少の5歳だそうです。

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また後程も出てきますが、めっちゃかわいいです。観てるだけで時間が経っちゃう(笑

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山が移動するとき、危なくないように両脇と後ろから、そっと抑えてあげているのがやさしいお姉さんのようでした。いやお兄さん?今はお姉さんでいいよね。

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続いて出てきましたのは、四番山「萬歳楼」であります。

(その2)へつづく。






Commented by dendoroubik at 2016-04-28 20:16
2連投お疲れさまでした!

「上司にしたい子ども役者」・・・
そんなアンケートありません(笑)

今年も皆 いい顔してましたね
それを見事に捉えた写真の数々
感動がよみがえります

そして四番山「萬歳楼」で「つづく」・・・心憎い

せんべぇさんからお聞きした師匠の引退
どうやらホントらしくて茫然自失です・・・
Commented by senbei551 at 2016-04-28 21:55
先生…まじっすか?確か情報???
とりあえず長浜は…ってことなんでしょうか。

dendoroubikさんと比べれば、観てないに等しいくらいの子ども歌舞伎ですけれども、先生の歌舞伎好きだな~と思い始めたところでした。

うーん!なんとかして庄蔵親方(^^;)!!
by senbei551 | 2016-04-15 11:00 | ◆滋賀の祭り | Comments(2)

時々写真を撮りにいきます。主に祭りと子ども。自分も供奴として住吉大社で祭りにご奉仕させていただいております。


by senbei551