6年目の高砂神社秋祭りです。
初めてのことなのですが、非常に残念ながら例大祭に参加することができませんでした。
せめて…と神幸祭の前日9日より高砂に行きました。
9日には「衣装揃え」と言って、祭りに備えて夕方よりお披露目が行われます。
藍屋町の倉前を、白馬の張りぼてをのせた計トラが通り過ぎていきました。一ツ物の衣装揃えのようです。
こちらは今年獅子司を担当する農人町。
日が暮れて行く中、鍵町では倉出しが行われておりました。
昨年撮らせてもらったお子さんもまたパチリと。しっかりした顔つきに一年が経っていることを感じます。
町の人たちが見守る中、慎重に擬宝珠(ぎぼし)が取り付けられます。
鍵町の屋台は今年電飾を総取り替えしたそうで、とてもきれいに夜に映えておりました。
待ってました。芸の披露。例大祭にいけない今年はあまり観れないと思っていたので、前日からでも来れてよかったです。
子どもが大人といっしょに大きな役割を担える祭りというのは、すばらしと思います。
普段夜撮ることが少ないので、暗い中で撮るのはちょっと難しくもありました。
祭りに参加できなかった方も、思いはきっとここにありやっさを共に担いでいることと思います。
30年以上前の高砂神社秋祭りの貴重な映像を見せていただく機会があったのですが、鍵町の掛け声が現在の藍屋町のそれと同じ「マーカーショー」で驚きました。
農人町の芸を観ることもできました。
例大祭、神幸祭が本番になりますが、衣装ぞろえも、こんないい方は失礼ですが思っていた以上にがっつり行われており、時間は二時間程度とみ短いですが行ってよかったです。
銀座商店街を進むのは、中部の車楽(だんじり)。だんじりまで出されているとは!
中部さんの芸も観させていただけました。
藍屋町も倉出しです。
擬宝珠のとりつけです。
藍屋町の芸。高砂に行くようになって二年目に「藍屋町」が復帰しました。その時の芸があまりにすばらしく、すっかり観入ってしまったのですが、それ以来も変わらず藍屋町の芸は、しっかり仕上げられていて見ごたえがあります。
ちなみにこちらの芸子さんは、藍屋町復帰の時、芸子をされていた方の妹さんです。昨年と今年の二年間しっかりと務めあげられました。
昨年三人だったものが、今年は一人で緊張していた様子ですが、すばらしい芸でした。
衣装ぞろえの二時間程度の間に十回以上芸をされます。
お疲れさまでした!
藍屋町の衣装揃えが終わった後、保存会の宿にお邪魔させていただき、八台練り(現九台練り)を行うようになったお話など、高砂神社秋祭りの貴重なお話を色々とお伺いさせていただくことができました。一度ノートでもとりながらしっかり聞いてみたいです。
明日ので晩まで祀られている一ツ物の被りものと、今年慎重された法被。
こちら材木町の提灯です。頭家をだされての30年以上ぶりの祭りへの参加となったそうですが、この提灯も以前参加された三十年以上間えの提灯そのままだそうで、教えていただかなければ気づかないほど状態がよかったです。
衣装揃えでは時間も短く、多くの町を廻ることはできなかったですが、充実した時間を過ごさせていただくことができました。
ありがとうございました。