おわら風の盆2014(3日目)

ゲジデジ通信」のdendoroubikさんに連れてきていただいた「おわら風の盆」。
夜通し歩き続け宿泊先に帰って来たのは朝。通勤、通学する人に若干申し訳ないと思いつつ、とにもかくにも睡眠。

最終日の「風の盆」は19時スタートと4時間遅く始ってくれるのはありがたい。
一日目、二日目、三日目と体力を奪われつつも、最終日だと思うとやはりさびしい。

来る前は、そんなにええんやろか?と思っていましたが、深夜のおわらが心をとらえて離しません。
また戻って来たい。そう思わされるものが「おわら風の盆」にはありました。

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最終日は始まる前に西町の呑み屋さんで、そこそこに酒を入れて楽しませていただきました。後で撮った時の記憶がないくらいの状態で、ふわふわ雰囲気に酔うのが格別です。

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…というわけでどこの支部だったか覚えていないのですが、目の前を流しが通っていきます。
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「風の盆」では、踊り子も地方さんもみんなが魅力的です。このおじさんもええ顔で唄ってはった。
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「上新町」さんだったようです。ここも好きだなぁ。

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「おわら風の盆」美しすぎて腕がついて行きません。写真で撮るなんて無理なんやないかな…そんな魅力がある。せやからみんな毎年行きたくなるのかも知れません。本当は写真を撮るなんて野暮なことはしない方がいいのだろうとも思います。

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「東新町」さん。町の端に位置しますが、こちらもええ雰囲気です。僕が入れ込んでいる福井県の「勝山左義長まつり」。こちらも陶酔できるお祭りなのですが、そちらでもどうも端にある区域を好んで足を運んでしまいます。

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きれいなお月さんがひとり空から「おわら」を楽しんでおりました。

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ついつい女性ばっかり撮ってしまってますね(^^;)
 
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さすが三日目は人が多く、町の中央は歩くこともままならない状態。裏道を通って大きく迂回して天満町に向かいました。

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少し談笑などしていると、町流しが始まりました。

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夜空に浮かぶきれいなお月さま。踊る彼女たちの背中にも半分のお月さま。どちらの姿も美しいです。

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旅と祭りのフォトログ」で「天満町にはすごい唄い手がいるらしいよ」と書かれていたのを目にしていたが、確かにすごい唄い手がいた!

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この唄いっぷり!!!最高やわ!!この一枚が撮れただけで幸せです(^^)

ちなみに唄っているのは、豊年踊り…でも、五文字冠…でも、字余り…でもなく
「ありの~~~ままの~~~姿見せるのよ~~~♪」
こういうシーンが見れるのも天満町の温かな雰囲気があればこそなのかも知れません。

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千葉から来られている人とお話を楽しんでいるうちに「隊形演舞」が始まりました。

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「かかし」だったかな。足をあげたままの姿勢で動かなくなります。かなり長い時間で見ている方がハラハラ!見事に決まった瞬間拍手が沸き起こりました。男踊りかっこいいわ!

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ばっちり満喫させていただきました。見ごたえがあります。

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日付変更線を越えて深夜タイムに。再びtoraさん、dendoroubikさんとお酒お飲み、ほろ酔い気分で天満町に戻ると、少人数で裏通りを流しておりました。この先道があるのか?と心配になるくらい真っ暗な中を静かに進んで行きます。ほんまに最高です。観ている人も少なく、みんな黙って流しの後を付いて歩きます。僕的に最高の瞬間です。
「風の盆」は三日間ありましたが、この最高の瞬間を味わえる機会はそう多くはありませんでした。

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下新町の町流しに出会いました。朱色の鮮やかな浴衣が諏訪町通りによく映えます。

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「西新町おわらファイブ」…ネタは「月影ベイベ」というおわらを題材にした漫画です。「風の盆」から帰って購入しました。なかなか面白いです。

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東新町から諏訪町通りへと流して行かれます。

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おそらくは26歳以上のアダルトおわら。渋いです。みんな黒い浴衣の中、ひとりセンターで白い浴衣を着られていた胡弓の方がとても美しく目をひきました。

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「おわら」の踊り子さんが、25歳で引退というのはあまりに早い気もします。人生経験を積み重ねて初めて表現できる大人の色気というものもあるでしょう。深夜の「おわら」ではそれを見ることもできます。

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諏訪町通りを鏡町の町流しが通り過ぎていきます。深夜は鏡町に付いて歩くことにしている…という人の話も聞きます。

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それを聞いて納得するだけのものが鏡町の町流しにはあります。見送るにとどまらず思わず付いて行ってしまいます。

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鏡町はフラッシュや三脚の仕様、列の前への割り込みなどにも厳しく対応してくださるのでありがたいです。その厳格さゆえ守られている雰囲気というものもあると思います。そもそも観させていただいている方がマナーを守れば、余計な手間をかけていただく必要もないのですが。写真を撮ることに夢中になると、どうしても周囲への気配りを忘れてしまう瞬間もありますので気をつけたいところです。
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知り合いによく似ている。

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諏訪町の町流しも観ることができました。諏訪町通りは深夜でも人がそれなりに多い。みんな朝まで風の盆と時間をともにするのです。

この最終日の深夜が一番の見どころ…というお話も聞きました。
深夜が「風の盆」の最大の魅力であることは間違いないと思いますが、特に最終日はどこの支部も大勢の人が参加していて見ごたえがあります。
でも僕が一番魅力を感じるのは、少人数でも本当に静かな中を粛々と町流しをするおわらです。
あれほど美しいものは滅多とお目にかかることはできないと思います。心をとらえて離しません。

「風の盆」の最後をどこで迎えるか。この支部のこういうところがいい。ここがいい。
いろいろと聞きました。結局どこで迎えてもすばらしいのだと思います。

僕は西町で迎えるつもりをしていたのですが、その途中鏡町のおたや階段に空きがあり、今回はそちらで迎えることにしました。

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おたや階段から一枚だけパチリ。この後カメラをカバンの中にしまいました。
最後はファインダー越しではなく、自分の目で見て心で楽しませていただきました。

鏡町の後、最後の最後、天満町の境内で今年で踊り手を卒業する青年のあいさつを見ることができました。
「今の僕があるのは、おわらのおかげです。」「…ありがとうございました。」
深々と下げられ、なかなか頭をあげることができない姿に、青年からおわらへの深い感謝とひとつの別れの気持ちを感じました。

浮いたか瓢箪 軽そに流れる
行先や知らねど、あの身になりたや

白みだした空の下
三日間にわたる「おわら風の盆」の幕が静かに降ろされました。

ん~来てよかった!
dendoroubikさん、声をかけていただきありがとうございました。







Commented by きりまゆ at 2014-09-13 04:06 x
せんべぇさんの初めて風の盆。
とても楽しく何度も読み返し閲覧させてもらっています。
どの写真も素敵に撮っていただきました。
他の支部の様子も伺えて嬉しいです。そして、来てよかった
と感じてくださったのが、なにより嬉しいです。
また是非来てくださいね。私には全く権限がないので(笑)、
優遇できませんが、大歓迎致します。
それでも、移動と更新は、さぞ大変だったと思います。
十分お身体を大事にしてください。
今後も閲覧させていただきます。お疲れサマでした。
Commented by senbei551 at 2014-09-13 10:57
きりまゆさん、たびたび足をお運びいただきうれしいです。ありがとうございます。三日間うろうろするのはなかなかにハードでしたが、本当に行けてよかったと思います。天満町の居心地もよく、だいぶと長い時間を過ごさせていただきました。

更新も大変でしたけれども、編集しながらもう一度風の盆を追体験できるので有意義な時間でした。僕も時々読み返して、あの夜の雰囲気に浸りたいと思います。今でも電車の中でずっとおわらの御囃子を聞いてます(笑

またお邪魔させていただければと思います。きりまゆさんもお体大切になさっていただき、お会いできることを楽しみにしております。

次行く時は、輪踊りに入れるように少し踊りも勉強していきます(^^
Commented by dendoroubik at 2014-09-13 13:35
お疲れさまでした~m(._.)m

最終回も しみじみいい情景を堪能させていただきました!
いっしょに行っていただいてホンマよかったです
僕だけやなく このブログでおわらの魅力を堪能した(する)人
いっぱいいるでしょうから なおさら・・・・

次は勝山左義長ですね
おわらとさぎっちょの頃がちょうど定期異動に当たるため
いつも行けるかどうかヒヤヒヤ(^-^;
でも 来年も必ず行きましょう\(^o^)/
Commented by shinrajuku at 2014-09-13 17:39
2日目、3日目と読むたびに鳥肌がたちます。
そして何度も書いてしまいますが、今年見損ねた深夜のおわらへの思いが募ります。
おわらから戻ってきてフルサイズ機導入してしまいました。
深夜のおわらを撮るために・・・ってことだけではないですが、
せんべぇさんの深夜の写真に後押しされたことは間違いないです^^;
(腕が伴わないですがこの際そんなことは気にしない)
せんべぇさんのこの3連作ボクの永久保存版です^^
Commented by senbei551 at 2014-09-13 18:13
>dendoroubikさん
御先に上がらせてもらいました(^3^)
ほんま行かせていただけてよかったです。当時はハードだし、気持的にも後けっこう引きずるので危険な行事ですね(笑)
あの深夜の町流しはほんまええですね!忘れられない時間になりました。感謝!次はさぎっちょか~~!!考えたら幸せですね。年に何個かこうやって思い入れがある行事があるというのは(^^)しかも「おわら」と「さぎっちょ」両極端ですし(笑)
おわら、来年もぜひまたお伺いしたいです。dendoroubikさんも異動になりませんように(>人<)
Commented by senbei551 at 2014-09-13 18:26
>shinrajukuさん
いえいえ、そこまで言うていただけたら恐縮です(^^)ありがとうございます。
フルサイズ導入おめでとうございます~。高い買い物ですから、僕の場合すごい悩みまして、dendoroubikさんに電話して背中を押していただいてようやく買うことができました。でも今のところですけれども、フルサイズ使うとAPS-Cは望遠目的以外では使わなくなってしまいました。暗いところでも撮りやすいと思いますし、こりゃもう来年も八尾に行くっきゃないですね(^^) その時はぜひ一杯お付き合いください(酒飲みではないですけどw) 明日香だとうちから車で一時間くらいですし、また「おわら」以外でもどこかでお会いできるといいな(^^
Commented by tora003 at 2014-09-14 16:26 x
「天満町」のすごい唄い手には恐れ入りました。
この一枚を切り撮られたせんべぇさんのセンスもすごい!!
来年の輪踊りは撮影機材は責任をもってtora003がお預かりしますので、どうぞ安心して輪の中へ(笑)
私も早速「月影ベイベ」買ってまいりました。
Commented by senbei551 at 2014-09-14 21:36
>tora003さん
こんばんは~!天満町の唄い手さんは間違いなくこの瞬間、八尾一の唄い手さんだったと思います(^^) ほんまええ顔で唄ってて、ほんわかしました。
輪踊りの時、よろしくお願いします。できればtoraさん、dendoroubikさんと三人で踊りたい。今日も電車の中で輪踊りの動画見てました(笑)

月影ベイベ、見たことがあるシーンがたくさんあって楽しいです。ほんまに八尾高校ってあんな感じで、がっつりおわらと関わってるんですかね~~。
by senbei551 | 2014-09-04 07:23 | ◇おわら風の盆 | Comments(8)

時々写真を撮りにいきます。主に祭りと子ども。自分も供奴として住吉大社で祭りにご奉仕させていただいております。


by senbei551