「食い倒れ」や「グリコの看板」などで有名な道頓堀は「松竹角座」前ステージで勝山左義長ばやしが行われました~。
勝山左義長ばやし保存会のみなさんは、前日5月31日に大阪駅「時空の広場」で「地域伝統芸能フェスティバル」に出演!翌日6月1日フリーなので、どこかでさぎっちょできるところないですか~?と探しておられ、それはもったいない!とお世話になっている方に相談したところ、「松竹角座」前のステージをご紹介いただくことができ、今回の公演となりました。
地元である大阪、しかも道頓堀を長襦袢姿のみなさんが歩いていることに興奮(^^)
二年前に勝山へさぎっちょを観に行った時は、こういう展開になるなんて思ってもいませんでした。
「かに道楽」の前を長襦袢姿の一団が歩く。
町中を長襦袢姿がゾロゾロと歩いたらさぞ目を引くだろう…そう思っていたのですが、道頓堀のにぎやかな景観に、長襦袢姿があまりに溶け込んでおりました。振り返る人もそんなにいない。これには少し驚きました。
そして、それよりも驚いたのがコレ!
ななな…なんと「さぎっちょバス」!!!!まさか自前のバスを持っておられるとは!保存会すげー。
内部もすげーよ。最初は長襦袢姿がぞろぞろ座っておられるのに目を奪われていたけれども、よく見ると、シート!!!櫓(やぐら)使用なの!!ゴイスー!
こちらが「松竹角座」。松竹芸能のステージが行われる場所です。その前でさぎっちょ。
準備が進みます。みなさん手慣れたものです。
さぎっちょ写真と言えばこの人、ぐっつぁんのパネル写真も展示。道頓堀を歩く人も「なになに?」と見て行かれます。
たまに写真を撮らせてもらう。かわいいっ!左側だけカットしたい(笑)!
渋かっこいい!!
そうこうするうちに準備が終わり「勝山左義長ばやし」が始まります。
11時15分からと、12時15分からの二回公演です。
道頓堀通りに出て、少し御囃子に合わせて笑顔を振りまいてくれました。
角座前でのステージの幕開けです。
「ふれ太鼓」が響くと、道頓堀を歩く人たちも「なんだ?」とみんな足をとめます。ただ太鼓を叩くことが人の注意をひくこととは違う、「なにかが始まる合図」ということが伝わるようで興味深い現象でした。
艶のある情感深い唄声が、角座前を左義長の世界へと引き込みます。
この日は例年よりも暑いであろう夏日でした。さぎっちょは本来「春をよぶ祭り」と言われております。今年の勝山左義長まつりは雪のない陽気で「春のまつり」だなぁと思っておりましたが、今回は「夏のまつり」のようでした。
直射日光の下での長襦袢姿は相当にキツかったと思います。そのような中でも変わらず笑顔で、さぎっちょの楽しい雰囲気を十二分に伝えてくださったことに感謝です。
楽しさが伝染したのでしょう。ステージの下で踊り出す人まで出ました。
個人的には、さぎっちょはこうであってほしいと望んでいます。
前日に大阪駅の「地域伝統芸能フェスティバル」でさぎっちょのことを見て、あまりに素敵だったので今日も観に来たという人も数人おられました。来年の2月には勝山にも行くと。社交辞令ではなくあの人は本当に行くだろうという熱のこもった目をしておられました。
現地で見るさぎっちょはもっともっと素敵です。保証します!
魂の鉦wなにごとにも全力ですw
道頓堀に雄たけびがこだまする!
たくさんの拍手をいただいて角座前での二回のステージが終了しました。
暑い中を全力のステージありがとうございました。
見てくださった方もありがとうございました。
ステージが通りから少し奥に入った死角にあり少し入りにくい場所でした。
もっともっとたくさんの人にさぎっちょ楽しんでもらうことができたらなぁと、それがちょっと申し訳なかったです。
でも松竹角座というような場所でさぎっちょをやってもらうことができたことは、本当によかったと思っています。
なにより保存会のみなさんと楽しい二日間を共有できたことがうれしかったです。
今回は大阪に来ていただきありがとうございました。