なんでも日本三大曳山祭りだとか。曳山自体見るが初めてだったので楽しみだったのですが…もうひとつ。
長浜曳山まつりと言えばこれ
子ども歌舞伎!!
その名前の通り、子どもが山車の上で歌舞伎(長浜では、狂言・芸と言う)を演じるのですが、子どもと侮るなかれ!
春休みも返上で約3週間、朝2時間、昼2時間、晩2時間の一日6時間みっちりと練習をし、大人顔負けの芸を披露してくれます。
長浜には全部で13の山車があり、長刀山をのぞく12の山車が3年ごとに交代で、毎年4つの山車で狂言が演じられます。写真は今年の壱番山「孔雀山」の「義経千本桜 道行初音の旅」
毎年新しい演目が演じられ、四畳半の山車の舞台用にアレンジされ、外題(題名)も長浜独自のものが付けられるそうな。
最終日には感極って泣いてしまう子もいます。
それはもう「入れ込みよう」という言葉を超えています。
曳山祭りの約一週間、子どもたちは役者そのものなのです。
まるで役者に人生をかけてきたかのような空気すら漂っています。
子ども時代の濃密な三週間が、子どもを一人の役者へと成長させてしまうのでしょう。
色気すら漂ってきます。
全て男の子が演じるからこそ、そこに降りてくる美しさがある気がします。
ちょっとしたコミカルな演出もあり、観ていても飽きません。
気がつけば、上演時間の約40分があっという間に経ってしまっておりました。
快晴の青空の下、大勢のギャラリーといっしょにすばらしい芸を楽しませていただきました。
…が正直快晴すぎ、寝ていないことも重なり体力がすでに赤信号でした。
体力がなくなるまでの長浜曳山まつり、あとしばらくお付き合いください。
いやしかし、静御前ほんとにきれいだなぁ!